Gitで非公開リポジトリを作成する(Dropbox編)
Gitを使い始めた時に困ったのがGitHubは無料のバージョンでは全て公開リポジトリになってしまうことでした。例えば研究でプログラミングしている場合は公開するわけに行かない場合もありますよね。でもGitによるバージョン管理はしたい。そこで本記事ではGitで非公開リポジトリを作成する方法をご紹介します。
今回紹介する方法は3つあります。
- Dropboxを使う方法(本記事)
- Googleドライブを使う方法
- Bitbucketを使う方法
本記事ではDropboxを使用する方法をご紹介します。
DropboxをUbuntuにインストールする
GitのリポジトリをDropboxの未共有のフォルダに作成することで非公開リポジトリを作成します。
Dropboxのアカウントを持っていなければ、こちら(Dropbox)で登録してください。登録が完了したらパソコンにDropboxをインストールします。
インストール - Dropbox
使用しているOSにあったインストーラを選択してダウンロードします。
ファイルエクスプローラ(Nautilus)でDownloadsを開き、dropboxのdebファイルを右クリックしてソフトウェアのインストールで開くか、
$sudo dpkg -i dropbox_2015.10.28_amd64.deb
としてインストールしてください。
インストール終了後、Dropboxを起動してメールアドレスとパスワードを入力してください。
ログイン後、homeにDropboxのフォルダが作成されていると思います。
Dropbox上にリポジトリを作成する
試しにリポジトリを作成してみましょう。
$mkdir ~/Dropbox/drRepos.git $cd ~/Dropbox/drRepos.git $git --bare init
これでリポジトリの作成できました。作成したリポジトリにファイルを追加してみましょう。
まずreadme.txtファイルを作成します。
$mkdir ~/gitTest $cd ~/gitTest $git clone ~/Dropbox/drRepos.git/ $cd drRepos $touch readme.txt
ローカルリポジトリにreadme.txtファイルを追加します。
$git add . $git commit -m "first commit"
リモートリポジトリにローカルリポジトリの内容を反映します。
$git push origin master
pullするときは
$git pull origin master
でpullできます。
またDropbox上で共有設定を変更することで、公開リポジトリにすることもできますし、特定のユーザーのみ使用できるようにすることもできます。
次回はGoogleドライブを使用して非公開リポジトリを作成する方法をご紹介します。